病気だからといって人生の試練は手を緩めてはくれません。

30代 男性 キヨハさん

こんにちは。ビリーブメンバーのキヨハです。
ビリーブには2019年の12月頃から通っており、もう6ヵ月が過ぎました。

水玉の区切り線

私がビリーブに行くことになったきっかけは、私が精神病になったことが大きく関係しています。
私は2012年からずっと自宅に引きこもっており、何のストレスもない生活を送っていました。

しかし、何の目標もない生活を続けるうちに、精神のバランスが崩れ、精神病になってしまいました。

その病気は、幻聴が聞こえたり、自分の意思とは関係なく他人を呪おうとするというもので、その呪おうとするものを取り押さえながら呪わないように日常生活を送らないといけないので、神経が休まることがありませんでした。

悩んでる人のイラスト

症状が目に見えるものではないので、なかなか理解されないし、孤独にがっくりとしながら病気と闘っていました。
医者にかかってもあまりいい結果になりませんでした。

しかし、病気だからといって人生の試練は手を緩めてはくれません。
病気と並行して、家族とのいさかいや、仕事での人間関係に悩んだりして、あれもこれもで、まさに首が回らない状態になっていました。

水玉の区切り線

そして、6年間の闘病の末、神経衰弱となり、2019年に6ヶ月間入院しました。
そこで良い医師と巡りあい、自分の病気が「強迫性障害」という名であることを知りました。
今までは病名も特定できない状況だったのですから大きな進歩でした。
それから6か月間かけて病気の正しい治し方を学び、実践していき、症状もかなり楽になっていきました。

そしてその病院で、たまたまビリーブに通っていたメンバーと知り合い、その人に勧められて何度か見学をさせてもらい、社会復帰の為にビリーブを利用することにしました。

ビリーブ外観

退院後は、自宅(井原市)から電車を乗り継いでビリーブまで通っています。
ビリーブではリワーク訓練としていくつかのプログラムがあり、毎日そのプログラムに取り組んでいます。

例えば『BPP』というプログラムでは、毎月出される課題について調べ、発表するというもので、そこで私はパワーポイントというソフトの使い方を学び、人前で何か発表するということの練習をすることができました。

それから『WRAP(ラップ)』というプログラムでは、自分という一個人の「今後の希望」「自分の責任」「学びたいこと」「自分の権利」を再確認し、それプラス自分の趣味のことや、好きなアーティストなど、元気がないときに自分が見て元気になれる写真などをまとめたノート(WRAPノート)を作ったりしました。

ビリーブのプログラム受講の様子

『アンガーマネジメント』では怒りや落ち込みなど、ネガティブな感情をコントロールして、より生きやすくするための話し合いや学びを得ることができました。

最初は慣れない環境で緊張の連続でしたが、通ううちにビリーブは、自分にとって『とても居心地の良い、安心して過ごせる場所』なりました。

ビリーブ内観

今は卒業に向けて目下訓練中ですが、ビリーブを卒業してからは、父の経営する会社で働くつもりです。そこで6年の闘病生活とビリーブで学んだことを活かし、少しでも社会の役に立てるように頑張りたいと思っています。

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