バレンタインデーに吼える!

 

 ビリーブ・メンバーの梶原です。

 

 はたして世の中に、義理チョコなどというものをもらって嬉しがる男はいるのだろうか、非常に疑問を持っています。

 

 バレンタインデーの起源を書くと長くなるので省きますが、日本人女性が2月14日にチョコレートを贈るようになったのは、昭和30年代後半頃から。

 その経緯を見ても、製菓会社やデパートの策略にまんまと乗せられているのが、はっきりとわかります。

 

 それ以上に鬱陶しいのがホワイトデー。

「義理チョコですよ」

とあらかじめ断っておきながら、3月14日になって知らん顔をしていると、

「何か忘れてない?」

という目で見られる。

 これは一体、どういうことなんでしょうか?

 

「義理」

(自身の利害に関わりなく、人として行うべき道。交際上、嫌でも他人に対してしなければならないこと。)

 

 製菓会社やデパートの敷いた道なのだから、誰もが行うべきことじゃないだろうし、嫌々プレゼントしているんだったら、なおさら欲しくないのですよ。

 

 私は、西洋かぶれした祝い事が嫌いなんです。

 キリスト教徒でもないのに、クリスマスを祝う理由がまずわからない。

 仏教徒が多い日本なら、花祭りも祝っていいはずなのに、4月8日が何の日なのかも知らない人がほとんどなのはどうしてなのか。

 

 母・父の日など、わざわざ倣ってまでする必要はない。親を想っているんだったら何もその日に限らず、普段から感謝の気持ちを伝えていればいいだけのこと。

 

 ハロウィンだと?そんなことをしなくても、日本では古来から、収穫を感謝する秋祭りがあるじゃないか。

 

 商売になるならそのうち、縁もゆかりもないイースターや謝肉祭なども行事化しだすのかと思うと、ムシズが走って仕方がありません。

 

 ビリーブはスタッフ、メンバーに女性が多いこともあり、ご多分に漏れず、皆さんから義理チョコをいただきました。

 美味しかったなあ・・・また欲しいなあ・・・彼女は高くつくけど、義理のお返しは安くてもかまわないし・・・

 

 いやいや、やはり儀礼と決められたわけでもないことを続けるのは、いかんのではないでしょうか。

 これ以上義理チョコをはびこらせないためには、

「バレンタインのプレゼントは本命以外、贈りません!」

と、本命がいても、いなくても、そうキッパリ言い切ることのできる、風潮などに流されない、芯の強さを持った女性が増えなきゃだめなんですよ。

 そのような勇気ある方を私はいつでも、いつまでも、もろ手を上げてお待ちしております。