不安、緊張の対処方法

時計台を東に突き当たると、西大寺町商店街の入り口から京橋あたりが見えます。
歴史的にも古くから栄えていた場所で、所どころに歴史を伝える墓標が立っており、城下町岡山の情緒を感じることができます。

通りかかった時、ちょうど東山行の路面電車が走っていました。

 

 さて、先日横浜へ研修に行ってきました。

そこで、リラックスに関する簡単なトレーニング方法を学んで参りましたので、ご紹介したいと思います。

 

「明日も仕事だ」とか、「納期に間に合わないかもしれない」とか、「気難しい上司との面談がある」など

一定のストレスを感じると、身体に変化が表れてきます。

時には頭痛であったり、腹痛、肩こり、食欲減退など人によってさまざまですが、

これって心と、身体がつながっていることの現れですよね。

そして、ついつい薬に頼りがちになってはいませんか?

 

 そんな時に、誰でも、どこでも簡単にできるリラックス方法です。

漸進的筋弛緩法(Progressive Muscle Relaxation)といって、筋肉の緊張(力を入れる)と、

筋肉の弛緩(力を抜く)を繰り返し行うことにより、身体をリラックスした状態に持っていく方法です。

筋肉の完全な弛緩を誘導するために、各身体の筋肉を数秒間緊張させた後に弛緩することを繰り返して行きます。(詳しくは文科省HPに載っています)

 

〇基本動作

 各部位の筋肉に対し、10秒間力を入れ緊張させ、15~20秒間脱力・弛緩する。

〇身体の主要な筋肉に対し、この基本動作を順番に繰り返し行っていく。

 各部位の筋肉が弛緩してくるので、弛緩した状態を体感・体得していく。

 1.両手/両腕を伸ばし、掌を上にして、親指を曲げて握りこむ。10秒間力を入れて緊張させる。

  手をゆっくり広げ、膝の上において15~20秒間脱力・弛緩する。筋肉が弛緩した状態を感じるよう教示する。

 2.上腕/握った握り拳を肩に近づけ、曲った上腕全体に力を入れ10秒間緊張させ、その後15~20秒間

  脱力・弛緩する。

 3.背中/2と同じ要領で曲げた上腕を外に広げ、肩甲骨を引き付ける。

 4.肩/両肩を上げ、首をすぼめるように肩に力を入れる。

 5.首/右側に首をひねる。左側も同様に行う。

 6.顔/口をすぼめ、顔全体を顔の中心に集めるように力を入れる。

  筋肉が弛緩した状態=口がぽかんとした状態

 7.腹部/腹部に手をあて、その手を押し返すように力を入れる。

 8.足/a:爪先まで足を伸ばし、足の下側の筋肉を緊張させる。

    b:足を伸ばし、爪先を上に曲げ、足の上側の筋肉を緊張させる。

 9.全身/1~8までの全身の筋肉を一度に10秒間緊張させる。

     力をゆっくりと抜き、15~20秒間脱力・弛緩する。

文科省HP心のケア 参照

 

筋肉が緊張している感覚と、緩んでいる感覚の違いに注意を向けてください。

特に、ゆるんでいる状態を感じ取ることがポイントです。

 

 日常的に取り入れると、「筋トレ」にもなりますし、顔の表情筋を鍛えることもできます。

健康にも美容にも最適なリラックス方法です。

身体の緊張がほぐれると、心の緊張や不安もほぐれていきます。

これならお仕事中でも、テレビを見ながらでも、休憩時間でも、いつでも簡単にできますね。

さあ、いつ始めますか?

今でしょっ。